株式会社ガルデリア、令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択
- プレスリリース
- 2026/05/12
採択事業名称
インド・ブラジル連邦共和国/排水処理での微細藻類ガルディエリアの生物処理的活用、排水処理後のガルディエリアの貴金属吸着能力を用いたE-wasteリサイクル工場運営の調査事業
株式会社ガルデリア(本社:東京都中央区日本橋浜町、代表取締役CEO:谷本 肇)は、インド・ブラジル連邦共和国/排水処理での微細藻類ガルディエリアの生物処理的活用、排水処理後のガルディエリアの貴金属吸着能力を用いたE-wasteリサイクル工場運営の調査事業が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択されたことをお知らせします。
本事業は、排水処理及び使用済み電子機器や電子基板などのE-waste(廃電子機器類)リサイクルに関する課題が顕在化しているインド共和国(以下「インド」)及びブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)において、微細藻類ガルディエリアを排水処理に活用できるかを調査するとともに、排水処理の過程で得られるガルディエリアを貴金属回収用の素材として利用し、E-wasteをリサイクルする工場の立ち上げ可能性を検討するものです。
*令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)特設HP
https://gs-hojo-web-fspoc.jp/index.html

ガルディエリアは、高温・高酸性などの厳しい環境下でも生育できる特徴を持つ、クロレラなどと同じ微細藻類の一種です。当社は、このガルディエリアの大量培養技術と、細胞表面に貴金属を吸着する特性を応用した貴金属回収技術を組み合わせ、環境浄化と資源循環の両立を目指した事業開発を進めています。
対象国としてインド及びブラジルを選定した理由
インド及びブラジルの両国は排水処理やE-wasteリサイクルに関する課題が顕在化しており、当社技術の活用余地が大きいと考えられます。ブラジルでは畜産業を中心に、インドでは排水処理の改善やE-wasteリサイクルを中心に、環境負荷の低減と資源循環の両立が重要な課題となっています。
当社は、海外で先行して事業化に向けた知見を蓄積し、それを日本に還流させることで、日本へのリバースイノベーションにもつなげていく考えです。
一般的な排水処理では、処理後に泥状の残さである余剰汚泥が発生し、堆肥化、焼却、埋め立てなどの処理が必要になります。本事業では、この排水処理の工程にガルディエリアを活用し、排水中の成分を処理しながら、同時にガルディエリアのバイオマス(増殖した藻類由来の資源)を得られるかを調査します。
さらに、得られたバイオマスを、金や白金族金属(プラチナ、パラジウム、ロジウムなど)を吸着する貴金属吸着剤として加工し、貴金属回収に用いる高付加価値な素材へ転換する事業モデルの構築可能性を検証します。
この貴金属回収素材は、E-wasteに含まれる金・白金族金属等の回収に活用することを想定しています。使用済み電子機器や電子基板などに含まれる金属資源は「都市鉱山」とも呼ばれており、そこから貴金属を回収することで、排水処理と貴金属リサイクルを一体化した資源循環モデルの実現を目指します。
本事業では、現地の排水処理の状況、市場構造、想定顧客・サプライヤー、法規制、事業規模、コスト構造などを調査しつつ、ガルディエリアによる排水処理の小規模検証、及びE-wasteリサイクル工場の事業性評価を行い、インド及びブラジルでの事業化可能性を調査します。
本事業を経て事業化に至った場合、当社試算では、5年後には年間4,994t-CO₂e(二酸化炭素換算)の排出削減、及び年間約100kgの白金族金属等を含む貴金属の回収・供給につながる可能性があります。これにより、貴金属資源の循環利用を促進し、将来的には、日本における白金族金属等の重要鉱物の調達・供給網(サプライチェーン)の多角化・安定化に貢献したいと考えています。
ガルデリアは、温泉に棲む微細藻類 Galdieria の研究開発を通じて、地球規模の社会課題の解決に取り組んでいます。他の微細藻類と比しても圧倒的に効率の良い培養能力、極限環境下で生き残る中で身につけた貴金属吸着能力を活用し、都市鉱山での安全かつ高効率な貴金属リサイクル、天然鉱山で未だに使われている水銀の代替、良質な内容成分の食品応用、CO₂削減を通じて、循環経済の実現、地球環境の改善、食糧問題の解決に繋げていきます。
代表:代表取締役CEO 谷本 肇
本社所在地:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-4-2-709
鶴見ラボ:〒230-0046 横浜市鶴見区小野町75番地1 リーディングベンチャープラザ2号館106号室
資本金:5億2957万4495円
設立日:2015年10月1日
事業内容
微細藻類Galdieria 等の微細藻類の生産、研究開発
微細藻類Galdieriaによる貴金属、レアメタル、その他金属の回収技術の開発、吸着剤製造
微細藻類Galdieriaの色素等代謝物の生産、化粧品、食品への応用に関する研究開発
植物、微細藻類の環境関連技術開発
その他バイオテクノロジー関連ビジネスの事業開発
お問い合わせ https://galdieria.com/contact/